【開催報告:真夏の方程式〜Dr.徳田の挑戦状〜】

TEAM関西では、近江八幡総合医療センターの徳田嘉仁先生を講師としてお招きし「真夏の方程式〜Dr.徳田の挑戦状〜」をオンラインにて開催しました。

 

当日は、全国18大学から、3年生から6年生まで、合計26名の医学生が参加しました。

 

1部“目の前で人が人が倒れた熱中症!?“では、例年以上に注意の必要な熱中症の「疫学」「分類」「診断」「治療」「予防」について、学生プレゼンターが情報をまとめレクチャーを行いました。その後、徳田先生による質問対応を行ってもらい、実臨床での熱中症疑い患者に対する考え方および実際の対応など、研修医になってから役立つこと間違いない技を伝授していただきました。

 

2部“臨床推論-咽頭痛をマスターしよう!”では、はじめに咽頭痛が主訴の患者で見逃してはいけない「5 killer sore throat」の重要性、除外ポイントを学生プレゼンターがレクチャーした後、参加者を全6グループに分け、各グループに配置したファシリテーターの進行のもと症例に挑みました。診断は誰もが知っている疾患でしたが、乏しい臨床症状と患者背景からどこまで想起できるかということが重要になったのではないかと思います。

 

勉強会後アンケートにて、「熱中症についてわかりやすく整理されたレクチャーだった。」「身体所見の重要性はよく聞くが、それより優先することがあるのは興味深かった。」「熱中症レクチャー/臨床診断の後の徳田先生によるお話がとてもためになった。」、などの声をいただけたことは、開催者にとって非常に喜ばしく感じます。

 

TEAM関西では今後もオンライン勉強会の開催を予定しています。より学びの多い勉強会にすべく、改善を重ねていきたい考えておりますので、これからもTEAM関西をよろしくお願い致します。

 

〈謝辞〉

熱中症レクチャーを作成するに当たり、日頃よりお世話になっている羊土社より発刊されている

レジデントノート 20206月号 Vol.22 No.4を参考および引用させていただきました。

厚く感謝申し上げます。

 

【開催日時】

2020719() 14:0017:00

 

【開催場所】

オンラインにて開催

 

【プログラム】

講師徳田嘉仁先生 近江八幡総合医療センター

 

#1: 目の前で人が人が倒れた「熱中症」!?

 学生プレゼンター: 森大樹 近畿大学医学部医学科6年生

iOS の画像


#2: 臨床推論-咽頭痛をマスターしよう!

 学生プレゼンター嶋和将 近畿大学医学部医学科5年生

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『本勉強会のチラシ』

7月19日徳田先生イベントv2 


本勉強会での集合写真

2020-07-19 (11) 


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プロフィール

TEAM関西

2008年に関西12大学の有志メンバーにより創設された、主に多大学合同での勉強会などを主催している団体です。

よりよい医療につながる知識、思考、判断力、コミュニティを育む勉強会を企画・推進し、大学間や医療職、医学生、研修医の垣根を越えた集いの場を提供しています。

2012~2017年には宿坊合宿を行いました。

2018年は第一回臨床推論GPを開催しました。

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