TEAM関西では、臨床実習をより充実した経験とするために「実習スタートダッシュ講座☆新春SP」を開催しました.
当日は, 関西圏を中心とした10大学から, 下は3回生, 上は5回生まで合計 31人の医学生が参加しました. プログラムの最初に「ICE BREAK」を予定していたものの, 開始以前から参加者同士, 大学・学年の壁を超えて和気あいあいと会話をされていました.
「クリクラの話をしようか」では, 司会進行のもと, 我々プレゼンターの実習班はどのような班であったか, どのように実習期間を過ごしたか, どんな本やサイトが役にたったのかを、参加者からの質問に答えつつ紹介させていただきました.
「カルテの書き方教えます」では, カルテの型を紹介した後, 実際に患者役と医師役で寸劇をしてもらい, その問診内容を実際にカルテに書いてもらいました.
「Let’s 臨床推論」では, 吉田常恭先生にファシリテートしてもらいつつ, それぞれのグループで鑑別診断や最終診断を考えていきました. 吉田先生が整理する臨床推論のプロセスは非常に勉強になり, アンケートでは過半数以上の参加者が”最も勉強になったプレゼン”と回答していました.
「CT読影法基礎編」では, 異常を見つける前にまず正常構造をおさえようをコンセプトに, 参加者自身が画像を連続的にみて, お題となる構造物を探してもらいました.
臨床実習をより実りあるものとするために何が参考になるのかを考え, 今回の勉強会で共有できたことは非常に嬉しく思います. アンケートなどを通して見つかった反省点を真摯に受け止め, 次回の勉強会をより良いものにしたいと思っています.
【開催日時】
2020年1月18日(土) 13:00~18:00
【開催場所】
京都府立医科大学 基礎講義棟 第一講義室
【プログラム】
講師: 吉田 常恭先生(京都大学医学部附属病院 免疫膠原病内科)
#1. ICE BREAK
#2. クリクラの話をしようか
a.実習の基本装備
b.1日のスケジュール
c.クリクラ班紹介
d.外科の過ごし方
e.メンタルコントロール
f.どんな本が役にたったか?
#3. カルテの書き方教えます
#4. Let’s 臨床推論
#5. 最速 student doctor デビュー ~CT読影法基礎編~



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